大阪故鉄株式会社
- 製造
- 鉄屑加工販売・ 鋼材販売
関西版2026(2024年12月発行)
鉄スクラップの可能性を信じ
進化を続ける業界のトップランナー
鉄スクラップの可能性を信じ
進化を続ける業界のトップランナー
大阪故鉄株式会社 代表取締役
矢追 大祐 氏
PROFILE
1979(昭和54)年、大阪府生まれ。近畿大学卒業後、住宅設備関連企業を経て2004(平成16)年に祖父が起業した同社へ入社。解体作業に立ち合うなどして現場感覚を磨いた後、営業や人事部門の中心として会社の拡大に尽力。2019(平成31)年、代表取締役社長に就任。
それまでの慣習を打破し
業界初となる営業活動に注力
また、老舗企業でありながら新たな取組みを次々実行している点も当社の大きな特徴です。例えば、鉄スクラップ業界で営業活動を導入したのも当社が初となります。また大阪府内では珍しく専用岸壁を賃借しトラックだけでなく船での運送を可能にしたことで関西から全国、海外にまで販売を可能にしました。その甲斐もあって顧客数は飛躍的に増加し、昨年は年商130億円を突破するほどの企業へと成長することができたのです。
将来を見据えて
採用力の強化にも着手
そこで、私がまず取り組んだのが会社の対外的な評価を高めることでした。例えば鉄スクラップ業界では国内初となる「SBT」認定や、登録までに10年かかった「グッド・セーフティ・カンパニー」など、大小合わせると約20もの認証・認定を取得しました。また、年間休日の増加や男性の育児休暇取得、女性専用トイレやカフェスペースの設置といった福利厚生の充実、さらにSNSを用いた広報・採用活動もいち早く導入するなどして、従来のネガティブイメージを払拭し、「大阪故鉄で働きたい」と思ってもらえる会社づくりに注力した結果、20~30代の若手スタッフの安定した確保につながるとともに、既存スタッフの会社への愛着や仕事のモチベーションもアップするなど、全国から人が集まり、また社員の家族が会社に遊びに来てくれるような雰囲気に変わりました。
家族に誇れる仕事を目指し
新たな取組みも続々計画中
これまで鉄スクラップ業界といえば閉鎖的な業界でしたが、これからはどんどん外にアピールし、「鉄スクラップっておもしろい」と思ってもらえるファンを増やすことで業界全体の活性化につなげたいです。そして、鉄スクラップ=家族に誇れる仕事と胸を張って言える業界となれるよう、今後も新しいことには積極的に挑戦していきたいですし、異業種とのコラボやおもしろい企画もいろいろ計画しております。当社のこれからにぜひご期待ください。
大阪故鉄株式会社
- 所在地
- 大阪府大阪市住之江区平林北1-2-22
- 設立
- 1952(昭和27)年1月
- 従業員数
- 35名
- 売上高
- 133億5,332万円(2023年12月期)
- 事業内容
- 鉄屑加工販売・ 鋼材販売
- 企業サイト
- https://kotetsu.co.jp/
- 社長のX
- https://x.com/yaoi_kotetsu/
- 採用ブログ
- https://note.com/osakakotetu/