コクドビルエース株式会社

弊社は2001年、日本国土開発の土木部門における子会社日本アドックスとして発足し、2018年のグループ会社組織改編に伴って社名もコクドビルエースと改め、建築のリニューアルに特化すべく事業も集約して再出発しました。以来「リノベーション」、「食品工場改修」、「耐震リニューアル」、「長期修繕改修」を事業の4本柱として、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡に拠点を設け、全国で事業を展開しています。
老朽化した食品工場や事務所ビルを再生して価値を高めるリノベーションや、従来とは異なる用途の建物に転換・再生するコンバージョンに加えて、耐震性や耐久性向上のための修繕改修が、より具体的な業務内容です。最近では省エネルギー関連の仕事にも力を入れ、建築を通して豊かな社会づくりに貢献したいと考えています。
弊社のリニューアル事業は大阪支店では住宅の大規模改修が多い一方、名古屋支店では工場や倉庫といったものづくり拠点が多いという特長があります。創業当初は地方支店もなく、年商20億円ほどでしたが、5年間で全国に支店や事業所を開設し、年商80億円程度にまで成長することができました。地域性による違いをしっかり把握し、その土地に相応しいご提案ができることも弊社の強みです。

弊社は前述のように建築のリニューアルに特化した会社で、いわゆるゼネコンの場合とは現場の規模やビジネスモデルが大きく異なります。例えば新築の大規模工事では工期が2年、スタッフだけで30名といった規模になることが多いのですが、リニューアルでは監督一人のみ、工期も3カ月といった短期のものが中心です。監督一人ということは、一人で現場を取り仕切るだけの経験や資格が求められます。そのため、弊社では少人数にも関わらず資格取得率の高い従業員構成となっています。
現場を一人で監督するという責任と使命感は、工事をやり遂げたときに大きな達成感をもたらします。そうした経験の積み重ねが、社員一人ひとりのモチベーションとなり、離職率の低さにつながっています。また、設計の段階では気づけなかったお客様の要望を現場で汲み取って細かな調整を施せるのも弊社の特長。お客様からの感謝の数々が、社員のやる気をさらに高めるという好循環が生まれています。

売上などの数字には表れない成果をいかに評価できるかが経営者の大切な役割の一つと考えています。会社から信頼されていると実感できるとき、人は自らの能力を信じて前向きに行動できるようになります。そのために、顔を見合わせたリアルな場での会話を大切にしています。
さらに、近年では社員が年齢にとらわれずに長く働けるような制度・環境づくりにも積極的に取り組んでいます。社員が未来に希望を持ち、プライドを持って働き続けられる企業であるために社員と共に成長しながら、「人」という経営資源を育みたい。それが未来への原動力になると信じ、邁進しています。
創業から5年を経て、若い方々を育てる体制も整いました。2025年からは東京・名古屋・大阪で新卒採用も実施します。若い力による刺激が弊社にどのような化学変化をもたらしてくれるのか、とても楽しみです。ベテラン社員と若手の相乗効果で、目指すのは3期後の売上高100億円。様々な異業種とのコラボレーションも続々と進行中。シナジー効果によるさらなる成長も視野に入れています。安心して人生のビジョンを立てられる会社で、自らの可能性を高めていきたい。そんな方々との出会いを楽しみにしています。