ケント・ハウス株式会社
- 建設
北海道版2026(2025年4月発行)
価値ある家づくりを極め
100年企業を目指す

価値ある家づくりを極め
100年企業を目指す
ケント・ハウス株式会社 代表取締役
藤本 忠宏 氏
ふじもと ただひろ
PROFILE
札幌生まれ。札幌東高等学校卒業、工学院大学中退。1969年(株)三雄鉄工に入社し、1975年に同社取締役就任。1982年に同社取締役を退任。ハウスメーカーで経験を積み、1983年に三井木材工業(株)へ入社し営業係長を務める。1989年に(株)アルファホームへ移り営業部長を務めた後、1992年に起業のため準備室を立ち上げる。1993年3月にケント・ハウス(株)を設立し現在に至る。
機械・プラントの発想で
理想の家づくりを叶える
私どもが一般的なハウスメーカーと異なる部分は、徹底的に分業化し専門家がチームになって家づくりに取り組む、エンジニアリングシステムを実践しているところでしょう。それは私が以前携わっていた機械・プラントを作る仕事の考え方そのものです。プラントの装置というのは規模が大きいので一人でできるものではなく、電気技術や機械設計、建築などの専門家がまとまって一つの大きな仕事を進めます。その発想で家づくりのシステムを構築する、それが設立から軸にしている考えです。
その視点で考えたとき、当社に営業担当は必要ないと判断しました。私は前職で営業経験がありますが、やはりどうしてもコストをかけずに受注することが目的になってしまう。専門家である設計士やデザイナーがお客様に直接提案し、具体的なニーズを形にしていくことで、理想の家づくりが叶うはずです。当社スタッフが担当するのは主に設計と管理ですが、いいものを作るために営業ノルマはありません。
緻密な設計にこだわり
アフターフォローも充実
もちろん設計においても妥協を許しません。建築工法は、高い天井や広い空間など自由度の高い設計が可能な木造軸組工法にこだわっています。また、お客様のご希望があれば、キッチンや洗面台、建具や家具にいたるまでオリジナルで提案できますし、それらをすべて図面に起こします。ディティールが盛り込まれた緻密な設計は当社の強みです。
そしてもう一つ、どこにも負けないと自負しているのがアフターフォローです。営業担当はいませんが、お客様の窓口として専任のスタッフが2名体制で対応し、当社の施工が原因の不具合については何十年経っても100%責任を持ちます。ケントハウスで家を作って良かったとお客様に喜んでいただくことが何よりもうれしいですね。
本物のブランドとして
100年企業を目指して
5年毎に顧客を招いて「オーナーズパーティー」を開催しています。これはお客様への感謝の気持ちと、この先もアフターフォローをきっちりやらせていただき、末長くお付き合いをさせていだきますという私たちからのメッセージです。まだまだ道半ばの企業ですから、「高級」「ブランド」という言葉は使わないよう意識してきたのですが、30周年のパーティーの壇上で初めてブランドを目指していると掲げさせていただきました。これからも堅実に実績を積み重ね、100年以上続く本物のハウスメーカーブランドを目指してまいります。
▼設計はもちろん、建具やインテリアなど細部のディティールにまでこだわるケントハウスの住宅。
ケント・ハウス株式会社
- 所在地
- 〒060-0809
北海道札幌市北区北9条西4-18-1 - 電話番号
- 011-746-5545
- 設立
- 1993(平成5)年3月
- 従業員数
- 25名
- 売上高
- 16億9,200万円(2024年3月期)
- 企業サイト
- http://www.kent-inc.co.jp
- https://www.instagram.com/kent_house_inc/
- https://www.facebook.com/kenthouse.inc/