北陸建工グループ
- 製造
- 鋼構造物の一貫製作
北陸版掲載
常に時代に求められる
鉄構造のスペシャリスト

北陸建工グループ
酒井 洋 氏
PROFILE
1971(昭和46)年、富山県生まれ。1992年北陸熔断(株)入社。2016年5月、(株)建工ホールディングス代表取締役社長に就任。社是は「より安全に、より正確に、より速く、より安く」。常に時代に求められる鉄鋼構造物を社会に送り、100年続く企業をめざす。
特殊な鉄構造物の製作に特化
グループ会社間のシナジー効果も
分社化したのは創業者のアイデアですが、北陸建工グループとしてはこの10年で大きく成長しています。例えば、切断する会社は全国にありますが、北陸熔断にしかできない特殊加工を行う体制により、全国各地から仕事をいただけています。分社化した当初はグループ間での仕事が中心でしたが、現在は、グループ各社それぞれ自立した会社になっています。グループ内でのシナジー効果を生み出そうと、5年ほど前から各会社の代表者・役員が情報を共有し、グループ会社としてトータルで受注する体制づくりを進めてきました。グループ各社が有する、切断、曲げ、溶接、加工製作の技術を有機的・機動的に連携させることで、すべてのお客様に“新たな価値”を提供しています。
社員の「学び直し」に力入れる
技術の伝承と新しい学びの両輪を
オンライン化による業務の効率化も進めています。情報を共有しやすくするため、事務所間の移動時間をなくそうと、全工場にWi-Fiを設置し、事務所と各工場に大型のビジョンを置きました。またタブレットを活用し、業務の効率化を図っています。心がけているのは、現場で働く社員の負担になるようなDX化はやらない、ということ。情報の共有化、仕事の効率化によるメリットを社員にも理解してもらいながら進めています。
2022(令和4)年4月、本社事務所の増築工事が完成しました。意思疎通の迅速化と業務効率化のため、1階は執務スペースをワンフロアに集約。2階には、社員が利用できるトレーニングジム、ゴルフのシミュレーション設備も備えています。
「仕事も遊びも全力で」が私のモットーです。社員は何事にも全力で取り組んでほしいので、そのための環境を整えるのが私の仕事だと思っています。社員個々のパフォーマンスが上がるように、会社としてのパフォーマンスも上げていきたいです。
選ばれる「企業」「人」でありたい
常にチャレンジし、成長できる環境
経営者として大切にしたいのは、「北陸建工であれば大丈夫」と信頼され、必要とされる会社であり、人であることです。当社のような鉄のモノづくり企業は、常に新しい勉強や技術の習得が必要であり、チャレンジ精神や目標に向けて取り組む姿勢が備わっている人を求めています。例えば、スポーツは、個々のポジションなど役割を果たしたり、目標に向けて取り組みます。これは、モノづくりの現場とよく似ており、アスリート向けのセミナーや、アスリート経験のある人の採用に力を入れています。社会人になって競技を続けたい人も、できる限りバックアップしたいです。当社は、会社の成長を通して、働いている社員も成長できます。向上意欲があり、人間としても成長したいという方との出会いを楽しみにしています。
北陸建工グループ
- 所在地
- 富山県滑川市安田200-8
- 創業
- 1957(昭和32)年4月
- 従業員数
- 307名
- 売上高
- 130億円(2022年)(グループ全体)
- 事業内容
- 鋼構造物の一貫製作
- 企業サイト
- https://kenko-group.jp/
- https://www.facebook.com/profile.php?id=100057517896326