北陸建工グループ
- 製造
- 鋼構造物の一貫製作
北陸版2026(2024年12月発行)
チャレンジ&バックアップで
未来に残る仕事をする

チャレンジ&バックアップで
未来に残る仕事をする
北陸建工グループ 代表取締役社長
酒井 洋 氏
PROFILE
1971(昭和46)年、富山県生まれ。1992(平成4)年北陸熔断(株)入社。2016(平成28)年5月(株)、建工ホールディングス代表取締役社長に就任。社是は「より安全に、より正確に、より速く、より安く」。常に時代に求められる鉄鋼構造物を社会に送り、100年続く企業をめざす。
社会やくらしを支える
特殊鉄鋼構造物を製作
鉄は非常に強靭な部材で、100年先も安心・安全に生活できる社会インフラの整備やまちづくりには欠かせないものです。そして、持続可能な社会や暮らしを支える再生可能エネルギーや情報などといったインフラの整備に、これからも鉄鋼構造物はますます利用されていくでしょう。鉄は100%リサイクルでき、サーキュラーエコノミー(循環経済)にも適応していて、さまざまな可能性を秘めています。
当社は1977(昭和52)年に創業した北陸建工(株)に始まり、鉄の鋼材を仕入れて、切断・曲げ・加工製作・溶接・塗装をしています。それぞれの工程が流れ作業で進むわけではありませんので、一部の工程に余裕ができることがあります。そこでその余裕を使って、同業他社から同じ工程の仕事を請負うことを考え、それぞれの工程を分社化しました。分社して、さらに特殊性を持たせることで、それぞれの加工工程のニッチトップを狙える企業へと成長し、全国から仕事を集めることができています。
グループには、特殊な形状をした構造物を造る分野では国内屈指の競争力を持つ北陸建工(株)を筆頭に、北陸エリアナンバーワンのシェアを持つ北陸熔断(株)、特殊な形状の土木構造物を製作する北陸綱産(株)など、6つの会社があり、その経営統括管理を行っているのが(株)建工ホールディングスです。
時代の流れを読み
常にチャレンジを続ける
当社の基本理念は「100年続く企業」で、そのために一番大切にしているのが人です。そして、全てにおいて「チャレンジすること」が、会社を経営するうえで最も意識していることです。
新入社員はゼロからスタートして、さまざまなことにチャレンジすることとなりますが、それを先輩社員がバックアップします。成長した新入社員は3年も経てば、今度はバックアップする側へ回ります。実は先輩社員もまた、上長にバックアップされていて、このように連動する関係は、新入社員から私たち代表役員にまでつながっています。これが、グループのスローガン「チャレンジ&バックアップ」で、失敗を恐れずに挑戦していける社風を醸成してきました。
全力で感動を共有できる人と
一緒に働きたい
全国の特殊鉄鋼構造物に携わり、完成した物件は、できるだけ多くの社員と一緒に見に行くようにしています。それを見て、社員と一緒に喜んで、そして達成感を共有するひとときが、この仕事をしていてよかったと思う瞬間です。
現場に行くと、自分たちが全力で造ったものが形になって、未来に残ることを実感でき、また次の仕事もがんばろうという気持ちも湧いてきます。今年の社員旅行は、当社がかかわったサンフレッチェ広島の拠点「HIROSHIMAスタジアム」で、サッカーの試合観戦をする予定です。私たちが造った物の下でたくさんの人が熱狂しているシーンを見ることは、何物にも代え難い感動をもらえるでしょう。
失敗を恐れず、何事にも全力でチャレンジしてみたいと考える方と、一緒に感動を分かちあいたいと思っています。もちろん、そのチャレンジは私たちが全力でバックアップします。
北陸建工グループ
- 所在地
- 富山県滑川市安田200-8
- 設立
- 1957(昭和32)年4月
- 従業員数
- 300名
- 売上高
- 132億円(2024年)(グループ全体)
- 事業内容
- 鋼構造物の一貫製作
- 企業サイト
- https://kenko-group.jp/
- https://www.instagram.com/kenko_group/