株式会社京成ストア

弊社は東京・千葉エリアの生活を支える京成グループに属し、その沿線で展開するスーパーマーケットを事業の柱にしています。現在、千葉を中心に自社ブランド食品スーパー「リブレ京成」等を20店舗構えているほか、FC契約店舗やフラワーショップ「京成フラワー」なども運営しています。私たちは2024年度より「すべては人のために」という経営基本方針を掲げました。ここで言う「人」とは、弊社で働く従業員はもちろんのこと、お客様、地域の皆様、取引先様のことを指します。弊社の行動指針である「京成ストア　スピリット」の1条目に「私たちはお互いに親切と誠意の心を持ち、お客様とお取引先に接します」とあります。これを実現し、関係するすべての人々から必要とされる企業になることを宣言したのです。

まずお客様、地域の皆様、取引先様に対しては、地域連携および地域貢献を何より重要視しています。京成グループ全体で注力するSDGs達成に向けた取り組みとも合致するところです。弊社事業の主要エリアである千葉県は自然豊かで農産物、水産物、畜産物に恵まれ、その加工品を含めて首都圏の食卓を支えております。千葉県では、地産地消の地を千葉の千に置き換えて「千産千消」として千葉県産品の地元での消費を促すよう積極的にＰＲを行っています。私たちも千葉のスーパーとして「『千葉』がすき。」と銘打ち「千産千消」への貢献を目指し千葉県産品の販売を強化しています。千葉の美味しい食べ物を鮮度良くお届けし、それをお客様は購入することで千葉県で生産に関わる人を応援し、地元・千葉への帰属意識もますます高まると考えます。
また、産学連携活動も推進しており、本社所在地の市川市にキャンパスのある和洋女子大学様とは健康栄養学科の皆様とコラボした弁当やパンの販売を始め、千葉商科大学様とは「Ｚ世代がプロデュースする売場」の展開でコラボを始めました。そのほか、近隣にスーパーのない買い物難民を支える移動スーパー、環境保全の観点から店舗屋根への太陽光発電設備の設置や、耕作放棄地において太陽光発電をしながら育てた「脱炭素かぼちゃ」を販売するなど、さまざまなSDGs達成に向けた取り組みを行っています。これまでの企業姿勢として当たり前であった利益追求型から脱却し、「すべては人のために」経営を推進することで皆様に愛されるオンリーワンのスーパーを目指す所存です。

一方、働く従業員に対しては、ワクワクして仕事に臨める環境の提供を第一に考えています。与えられた仕事をただ淡々とこなす歯車のような働き方ではワクワクは生まれません。従業員が自ら目的意識を持ち、チームの一体感やメンバーで物事を成し遂げる達成感を得られる組織づくりが必要になります。それを実現するために、サンクスカードキャンペーンをスタートさせました。職場の仲間に感謝の思いはあっても、面と向かって言うのは恥ずかしいもの。その思いをサンクスカードに書き、相手に渡すとともに、店舗の掲示板に張り出すというこの取り組みを通じて、職場にありがとうや笑顔の輪が広がり、チームのために頑張る意欲、活力が生み出されています。こうしたワクワク感が店舗を彩り、お客様、地域の皆様、取引先様にもプラスに働くのは言うまでもありません。食品スーパーの仕事のやりがいの根幹は、人の生活を支え、役に立っていることを実感できる点です。弊社には千葉県民の従業員が多いため、地元に貢献できるやりがいの形もあります。チャレンジは大歓迎です。失敗してもそれを学びにまたチャレンジすればいいのです。ともにワクワクしながら挑戦を続け、道を切り拓きましょう。