技術力・デザイン性に優れ
自然災害にも強い高性能な屋根
当社は2024年に創業90年を迎えた板金・屋根の建築施工会社です。祖父の代から脈々と受け継がれた技術により、過去には皇居新宮殿屋根葺工事や金剛禅総本山少林寺大雁塔の屋根施工に携わった実績を持ちます。研究開発から設計、施工、管理まで自社で行える一貫体制を確立し、自然災害に強く高性能なオリジナル屋根材も四国を中心に西日本全域に展開。主力商品はグッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性の高さも特長です。近年は自然災害が頻発して全国的に防災意識が高まる中で、商業施設、公共施設、工場などさまざまな建物を守る機能性の高い屋根材として、商圏は全国に拡大しつつあります。世界最先端の機器をはじめとする設備投資には力を入れていて、2023年はDXを取り入れた成型機や最新大型トレーラーや4トントラックを新たに導入しました。一方、建設業界の一員として環境への配慮も重要ということで自社工場の屋根には太陽光発電システムを設置。2023年からは太陽光・蓄電池併用の発電システムを取り入れ、SDGsに向けて自給自足を図る脱炭素化の取り組みも始めました。
2025年の新たなDXとして
在庫管理システムと新HPを稼働
DX導入については2024年からさらなる拡充を図ろうと準備を整えてきました。2025年1月から稼働予定がRFIDを使った在庫管面システムです。バーコードのスキャンと異なり、商品に貼り付けた複数のタグを電波によって一気にスキャンができるので効率的なうえ、在庫をより正確に迅速に全員で共有できるようになります。もう一つ、新たなDXとして取り組んでいるのがHPの一新です。平成につくったものは少し古い感じがするので、令和らしい新しいデザインにと当社の若手社員2名が一生懸命制作しているところで、運用も自社で行うつもりです。こちらも1月から新スタートを切る予定にしています。
社員に対する健康経営と
SDGsへの取り組みに注力
私は常に「社員とその家族が安心して働くことができ、幸せを感じられる」会社であり続けたいと思っています。そこで力を入れているのが「健康経営」とSDGs。6つの健康項目を満たした社員に手当を支給する「健康優良社員制度」、残業月平均30時間、有給100%消化の推進、柔軟な休暇制度など、建設業に対する「休みが少なくて体力的にもハード」という先入観とは少し違うイメージを持っていただけるのではないでしょうか。社員や家族が健康的に利用できるパットゴルフ場には、健康遊具も取り入れたほか、サウナ・更衣室・シャワーを備えています。2007年から社員の健康管理と生産性向上のため朝礼前にラジオ体操を実施し、その取り組みが評価されて「2023年度ラジオ体操優良団体等表彰 全国表彰」を受賞しました。全国で8社しか選ばれない栄誉です。
地域に根付いた一大イベント
社を挙げて企画・運営を行う
当社では例年6月の創立記念日にあわせて、イベントを開催しています。もともと社員の福利厚生のために始めたもので、いつもどんな会社で働いているのか、家族にも実際に見て親しんでもらうのが目的でしたが、回を重ねるごとに規模が膨らみ、今では地域の企業や商工会メンバーなど千人が集まる一大イベントとなっています。2025年5月31日には、「みんなで灯そう四国の夏祭り」と題して1200人ぐらいの人に来ていただく大規模なイベントを企画しています。300個の提灯を並べた通りで「阿波踊り」「よさこい」「ねぶた」などのお練りを行うほか、地域のプロスポーツチームやアーティストらを多数お招きするステージパフォーマンス、屋台などすべて社員が企画・運営。とはいえ、とても私たちだけでできる規模と内容ではなく、地元企業やメディア・金融機関・自治体をはじめ多くの方に協賛とご協力をいただいているからこそ実現するイベントだと実感しています。
「EXPO2025大阪・関西万博」に出展
全国的に知名度を上げていきたい
2025年は9月15~17日の3日間「EXPO2025大阪・関西万博」に出展予定。「共創チャレンジ」をテーマに、地域イベントや健康経営、SDGsへの取り組みなどを紹介するほか、昨今増えている自然災害に対し「自然災害に強い屋根」を開発・提供する構想を発信していきたいと思っています。万博を通じて全国に当社のことをもっと知ってもらいたく、まずは西日本エリアにおける受注を強化していきたい。2025年前半は受注面では十分確保していますが、後半はあまり見通しが立っていないので、まだまだがんばらないといけないと思っているところです。