株式会社和興

弊社は1995年に建築内の木工造作から現場管理まで携わる造作家具メーカーとしてスタートしました。マンションモデルルームの内装全体を手がけたのをきっかけに、アパレル、美容院、携帯ショップ、オフィスの設計・施工を担当。幅広く内装工事を手掛けています。近年では全国各地の工事協力会社と連携も充実。様々な地域から内装工事の依頼があり、一つひとつの業務を丁寧に完遂し実績を積み重ねてきました。
契約時に品質保証ができていない内装工事という事業において、最も重要なことは信頼関係です。納期を守り、顧客が期待している以上の品質を提供すること。あたり前のことですが、顧客との約束を一つひとつ成果として形にし、それを実績として積み重ねていくことが何よりも大切となります。2016年には特定建設業を取得し、合わせて一級建築士事務所の登記も完了。より一層、顧客の期待に応えられる体制を整えました。顧客の声に耳を傾け、期待以上のものを提供できるよう取り組んでいきたいと考えております。

顧客の期待に応える会社であり続けるために、弊社は「自分のキャパシティの上限を決めず、常に殻を破って仕事に取り組むこと」を大事にしています。そのためには「やってみる」の精神で困難に立ち向かうことが重要。そして、みんながチャレンジできるようになるには「やらせてみる」という上司のフォローも必要です。チャレンジできる会社の風土をつくれるように、マネージャークラスには、過度に部下の失敗を咎めないようにと伝えています。
私自身、創業当時は寝る暇がないほど忙しい日々を送っていました。大変でしたが「日本中で仕事ができる」、「より多くの人に会える」と思いワクワクしたものです。自分のキャパシティの上限を勝手に決めつけず仕事をしたことで事業が拡大し、多くの出会いに恵まれました。社員たちにはそのようなワクワク感に気づいてほしい。社員がそれぞれやりがいを見つけ、会社と個人のやりたいことのベクトルが揃ったいい会社になってほしいですね。事業を拡大すると社員の活躍の場が増す。社員が仕事で躍動する業務や場所を増やすことは私のやりがいであり、社長の役割でもあると考えています。

社員が活躍できるステージを用意する点においては、とくに女性が仕事に取り組める場を考えてきました。具体例として、図面作成のテクニカルチームをすべて女性で構成したことです。図面を書く仕事は、建築内装に長けたベテランの男性スタッフの役目でした。しかし、図面作成は在宅で対応することが可能。そこで、指示書作成は結婚、出産を経て育児と仕事を両立したい女性社員にまかせることにしました。以降、地方に移住してもリモートワークで働けるようになり、結婚してからも活躍している女性社員は多いです。
また、外国人雇用も積極的に実施。それぞれの能力が発揮できる環境を提供するため、2023年9月にはフィリピンで新たなプロジェクトを立ち上げ予定。現在、本社に勤務しているフィリピン国籍の女性スタッフを現地で指揮する責任者に抜擢しました。高品質できめ細かな日本のサービスや心構えを身につけた彼女を中心とし、自国で活躍してほしいと思います。女性社員、外国人スタッフが活躍できる環境の提供から、次のステップとして物流業界に着目。グループ会社を設立してオフィスワーカーの働きやすい環境づくりに着手するとともに、物流倉庫のデザイン改革をもう一つの柱にしたい。長らくオフィス内装業のデザインに携わり、人を大切にしてきた弊社なら実現可能だと考えています。