50周年で経団連入会
と新経営体制に移行
2021年10月1日で弊社は創業50周年を迎えることができました。「市川清掃センター」として創業し、市川環境エンジニアリングへの社名変更を経て、現在はリサイクル事業や廃棄物処理事業を展開しています。50周年の節目の大きな変化としては、市川環境グループの親会社である市川環境ホールディングスに株式会社クボタと中部電力株式会社が資本参加することになり、新経営体制となりました。一部上場企業である2社の豊富な経営資源と、弊社の資源循環事業に関する実績・知見を相互に組み合わせることで、循環型社会システムの構築に邁進していきます。2022年2月には経団連(一般社団法人日本経済団体連合会)への入会を果たしました。経団連では自然との共生を目指す「Society5.0」の実現に向けた取り組みを推進しているので、「資源とひとを未来につなぐ」を経営理念に掲げる弊社も経団連の一員として積極的に貢献してまいります。
グループ企業との
シナジー効果を高める
資源循環型社会の実現をめざす弊社は事業を拡大し、26のグループ企業でリサイクル事業、CO2削減事業、施設維持管理事業、ソリューション事業を展開しています。そのひとつであるバイオエナジー株式会社では環境への負荷が少ないメタン発酵によって、首都圏で発生する食品廃棄物の再生処理事業を行っています。2001年5月、食品関連事業者に再生利用を促し、リサイクル率の目標を業種別に定めた「食品リサイクル法」が施行されました。従来、食品廃棄物は焼却処理が主流ですが、いわゆる生ゴミは水分が多く、燃焼効率が悪くなるマイナス面がありました。バイオエナジーは生ゴミからエネルギーを生み出すメタン発酵というリサイクル技術を用いています。メタン発酵では、自然界に存在する微生物の働きで食品廃棄物を分解します。その際に発生するメタンガスを主成分とするバイオガスを回収し、ガスエンジンで発電することで、電気と熱のエネルギーに変えます。このバイオガスは、さらに都市ガス精製設備で都市ガスに生まれ変わらせることもできます。他にもエム・エム・プラスチック株式会社では、容器包装リサイクル法に基づき、家庭で分別され、各市町村が回収・資源化したプラスチック製の容器包装を各種プラスチック素材や再生パレットにリサイクルして製造・販売しています。弊社はグループ企業同士のシナジー効果を高め、地球環境貢献企業として弛まぬ努力を続けてまいります。
日本を世界に冠たる
綺麗な国にしたい
脱炭素や持続可能な社会の構築が叫ばれる中、環境問題への意識の高い新入社員が増えています。サーフィンを趣味にする社員は海で目にするプラスチックごみの多さに心を痛め、なんとかしたいと思ったことが志望動機でした。社会貢献をしたい社員の気持ちを大切にし、働きがいがあり、誇りに思える会社にしていきたいと思っています。社長就任以来、「Change、Challenge、Collaboration」の3つのCを社員に提唱してきました。3つのCには、時代背景が大きく変わる中、自分自身も変えて、新しいことに挑戦する必要があり、またひとりでできることには限りがあるため、みんなとコラボレーションをして達成していくという願いを込めています。リサイクル事業を通して日本を世界に冠たる“綺麗な国”にしたいと考えています。地球環境貢献企業で力を尽くしてくれる人とぜひ一緒に働きたいです。