フネンアクロス株式会社
- 製造
- 耐火二層管製造メーカー
営業職/技術職/その他
勤務先:東京、埼玉
関東版2026(2024年11月発行)
人々の安全を守り、
社員の「夢」に応える。
人々の安全を守り、
社員の「夢」に応える。
フネンアクロス株式会社 代表取締役社長
稲葉 久敬
いなば ひさよし
PROFILE
1960年6月生まれ。耐火二層管の開発元であるトーアトミジに入社。同社の解散に伴い専業メーカーであるフネンアクロスに移籍。生産技術を担う開発部を皮切りに営業を経験した後、取締役開発部長、取締役営業部長を歴任。2023年6月に代表取締役社長に就任。趣味は鮎釣り。
耐火二層管を土台に
新たな事業へ果敢に挑戦
安全で快適に暮らせる社会をつくることを使命と捉え、耐火二層管の専業メーカーとして約30年にわたり安定成長を続けてきました。耐火二層管とは、建物の排水管や通気管のパイプの一種。硬質塩化ビニールの内管を繊維モルタルの外管で覆う二層構造にすることで耐火性を飛躍的に向上させました。高度経済成長期に、日本の建物で使用されていたパイプは主に塩ビ管などの樹脂系で、黒煙や有毒ガスを発生させるため火災が起きると多くの人命を奪う結果となっていました。耐火二層管はこの問題を解決するために数年かけて開発され、国土交通大臣認定及び消防設備安全センター性能評定を受けるなど、その性能にお墨付きを得ると瞬く間に市場を席巻。耐火二層管のパイオニアである弊社の安定成長の土台が築かれていきました。
弊社は2023年12月、埼玉県比企郡ときがわ町に14,000坪の土地、建物、機械設備を購入しました。これまで耐火二層管は秩父工場だけで製造していましたが、災害時でも安定供給するための危機管理と新製品開発の拠点にすることが目的です。この新しい工場で時代を切り開く新事業を生み出し、育てていきます。
高付加価値製品を生み出し
その性能を効果的にアピール
また、施主や設計者、建設会社の方々を秩父工場や耐火試験炉などの実験施設にお招きし、製造ラインや実際の試験を見ていただくことにも力を入れています。そうすることで耐火二層管の優れた性能やメリットを効果的にアピールし、製品への理解を深めていただけると考えています。
古くから弊社のメイン工場として活躍する秩父工場とその近隣の方々への感謝を込めて、始業前の美化活動を日課とし、秩父の森林事業や夜祭への寄付もさせていただいています。やはり秩父は弊社の故郷のような存在ですので常に恩返しをしたいと考えています。
全員が一堂に会することで
社員の一体感と結束が強まる
2024年には社員総会を伊香保温泉で行いました。コロナ禍で数年はオンラインで実施していたのですが、数年ぶりにほぼ社員全員で実際に集まることができました。私が好調な業績に対しての感謝の念と来期の基本方針を述べた後、製造、営業、開発、総務の各部門長が来期に向けての目標をスピーチ。さらに年間表彰を行うとともに、決算賞与の支給を行いました。こうして全国の拠点から社員が一堂に集まり、直接会って話をすることで、会社全体の一体感が生まれます。私は社員の結束こそが会社の推進力になると考えています。社員総会で会社が進もうとする方向性を全員で共有し、普段顔を合わせることのない社員同士が深く知り合うことは、必ず会社の力になっていきます。現在、耐火二層管という土台のもと、新たな事業の種も芽生え始めてきました。今後も社員一丸となり、新たな事業の成長に力を注いでいきます。
- 社長がしっかりと社員と向き合い、一人ひとりの夢の実現を応援。
フネンアクロス株式会社
- 会社名カナ
- フネンアクロス
- 所在地
- 〒170-0013
東京都豊島区東池袋1-17-8 NBF池袋シティビル5F - 電話番号
- 03-5911-4621
- 設立
- 1994(平成06)年4月
- 従業員数
- 227名
- 売上高
- 74億円(2024年3月期)
- 事業内容
- 耐火二層管製造メーカー
- 企業サイト
- https://www.funen.co.jp
- TSR企業コード
- 31-044785-2