株式会社神部組

1907年に滝川市で創業し、2027年には120周年を迎えます。変わらないのは、北海道・地域の歴史をつくり、豊かな環境を次世代へ繋ぎたいという創業者の思いが込められた「社会資本の整備を通じて地域社会に貢献する」という企業理念です。私たちは、農業地帯である空知管内で農地整備を手がけるほか、河川改修・道路新設など各種土木工事を通じて地域に住む人々の生活基盤を支え、安心・安全で快適な暮らしの守り手としての役割を使命としてきました。地域のミライをつくる喜びとともに誇りを感じています。
工事現場は色々な仕事をする会社が集まり協力して工事を完成させますが、当社の仕事は施工管理（工事現場全体のマネジメント）です。どの工事も「世の中にひとつしかない作品」、真摯に取り組み安全・品質・工程・原価の管理には最善をつくすよう努力しています。

建設業は3K（きつい・汚い・危険）と呼ばれていましたが、それは過去のこと。現在ではDX（デジタルトランスフォーメーション）や働き方改革への対応など革新的な技術・制度が推進されており、新3K（給与・休暇・希望）の業界へと変貌しつつあります。当社でもドローンやICT建設機械の導入による生産性向上、遠隔臨場（工事で必要な「段階確認」「材料確認」「立会」をリモートで遠隔地から行うこと）やリモート会議の導入による効率性向上、CCUS（建設キャリアアップシステム）の導入による社員スキルの可視化などにより、常に技術力の向上と労働環境の改善に努めています。
また、空知建設業協会の一員として国土交通省北海道開発局と協力し「学校キャラバン」を実施、地域の高等学校を回り、時代の流れとともに変化する建設業の姿とその魅力を伝えています。更には、2024年問題と呼ばれる「時間外労働の上限規制」への対応も真摯に取り組み、古い（社歴の長い）会社だからこそ、早く・新しくなるよう努力を続けています。旧態依然のままでは地域と共に歩み続けることはできません。時代の変化に適応し、自分たちも変化することが次の100年をつくると信じているからです。

大規模なインフラ工事は自然と対峙することになります。雨風や雪に見舞われる時もあり、困難な事態も少なくありません。しかし、何もなかったところに道路をつくり橋が架かり、それが地図に残るというスケールの大きい仕事に携われることは、大きなやりがいになると思います。
社員がやりがいを感じてしっかり仕事に集中できるよう、バックアップは欠かせません。新しい環境・はじめての仕事に就いて戸惑わないよう、札幌の専門学校で基礎知識を学んでもらう制度があります。仕事として通学するので給与は支給しますし、学費はもちろん通学中の住居・食事も会社で提供します（社内規定有）。各種免許等に関しても資格取得支援制度が整っています。福利厚生として、仕事に必要な貸与品の充実はもちろん、一人暮らし用のアパートを提供する社会人自立支援制度もありバックアップ体制が整っているので、安心してスキルアップを目指すことができます。
私の願いはひとつ。「地域の若者に土木工事というスケールの大きい仕事を楽しんで欲しい」です。楽しむことができれば“やる気”が生まれ、“やる気”は本人の成長に繋がります。一人ひとりの成長が企業を育て、企業の成長が地域社会を形成します。持続可能な地域社会の実現を目指し、私たちと一緒に存分にチカラを発揮して欲しいと思います。