株式会社ダンテック

みなさんは“非破壊検査”という言葉をご存知でしょうか。非破壊検査とは、その名の通り物を壊したり分解したりせずに、内部の欠陥や劣化状態を調べる検査技術のことです。病院でのレントゲン写真やエコー検査で私たちの身体の中を調べるのと同じようなものといえば、イメージしやすいのではないでしょうか。私たちは日本における非破壊検査サービスの草創期である1963(昭和38)年に創業し、以来60年以上にわたり業界を牽引し続けてきました。
日常生活にはあまり馴染みのないものと思われる方も多いかもしれませんが、実は非破壊検査はみなさんの日常生活と密接に関係しています。たとえば工場や発電所のほか、高速道路や橋梁、さらには有名な商業施設やテーマパーク、車・飛行機など、あらゆる構造物で検査が実施されており、外見からではわからない小さなキズや破損を見つけ出し、事故のリスクを未然に防ぐのが私たちの仕事です。何か物を作ったり売ったりするわけではないので、一見すると地味な仕事のように思われるかもしれませんが、私たちがいるからこそ建物、ひいては社会インフラの安全が確保できており、みなさんが安心して日常生活を送るために必要なとても責任ある仕事なのです。

そんな当社の強みは技術力の高さにあります。非破壊検査にはさまざまな手法があり、目的に応じて最適な検査方法を選択する必要があるため、専門的な知識はもちろんですが、経験や感性が求められます。そこで当社はあえて会社の規模を拡げすぎず人数を絞ることでスタッフ一人ひとりの育成に力を注いできました。また、社内に教育管理部という専門部署を設けて、スタッフの学びを全力でサポート。国家資格や各種資格取得のための試験対策や教育講習のほか、新技術へのいち早い対応も行っており、常に高いレベルの検査技術を維持しています。そうした育成と技術力強化に努めてきた甲斐もあり、人材の質においてはどこにも負けない技術集団と自負しており、羽田空港Ｄ滑走路や東京スカイツリーの検査の一部を担当したり、阪神淡路大震災や東日本大震災時の復興事業にも参加するなど、各方面から当社の技術力を高く評価いただいています。

非破壊検査と聞くと、聞き慣れない仕事ゆえに難しそうなイメージを持たれがちですが、当社では経験よりもその人の個性を重視しています。先にも述べましたが、非破壊検査にはさまざまな手法がありますが、今あるものが絶対とは言い切れず、この先もっとよい手法が見つかることだってあります。だからこそ、固定概念にとらわれずいろんなことにチャレンジできるスタッフの力が必要不可欠ですし、一人ひとりの個性を伸ばし感性を活かすことのできる環境づくりを心がけてまいりました。実際、当社のスタッフの大半は未経験からのスタートでしたし、中には検査とは全く違う分野で学んできた人や文系からこの業界に飛び込んできた人もいますが、どのスタッフも今では当社の戦力としてさまざまな場面で活躍しています。ですので、難しく考える必要は全くありません。たとえば、時計の仕組みや中身の細かい部分がどうなっているんだろうといった物事の構造に興味・関心のある人であれば、きっとこの仕事に向いているのではないでしょうか。社会貢献性が高い上に知的好奇心も満たせて、私たちの生活と密接につながっている“非破壊検査”の仕事。実はとってもおもしろいこの業界で、若い感性とともにこれからもベストカンパニーを目指します。