野村證券で経験を重ね
不動産の安定性に着目
弊社は、国内でも随一のパフォーマンスを継続する不動産投資顧問会社。社名とする「AVALSEC(All Value Securitization)」の名の通り、企業が保有するあらゆる資産価値の証券化をアレンジメントするのが使命です。その根底には野村證券の創業者でもある野村徳七の言葉「自分の利益よりも顧客の利益を先にす」が常に流れています。私は大学を卒業して野村證券に入社。沼津、厚木、虎ノ門の各支店を経て本社に営業企画部、総合企画部などを歴任しました。営業時代は常にトップクラスの成績をあげ、本社の総合企画部時代にはプロジェクト開発室という現在のアセット・ファイナンス部の原型をつくったこともあります。営業の最前線から営業企画、戦略立案まで幅広い視点で業務を遂行できたことが現在の自分の基礎となっている中で不動産投資の安定性に当時から着目していました。株というのは様々な要因が複雑に絡み合い値動きを誘発しますが、不動産価格や賃料は安定しています。東京駅や新宿駅周辺など、オフィス街や繁華街として普遍的な価値をもつ場所の賃料は非常に安定しており、投資対象として魅力的です。ただ、当時の私は不動産に関する経験と知識がなかった。そこで、不動産会社で経験を積むことにしたのです。
満を持して会社を創業
国内随一の運用実績
14年間在籍した野村證券を辞めて、不動産会社で経験を積む。当然、その先には自分で不動産投資顧問会社を立ち上げるというプランを見据えています。若い頃から起業家精神が旺盛で、自分でやりたいようにやりたかった。ところが野村證券のような大組織にいると、どうしても目先の利益を優先しがちになります。しかし、私は先述したように「自分の利益よりも顧客の利益を先にす」という自分の理念を貫きたかった。野村證券の後、不動産会社では8年間管理運営や開発業務などの経験を重ね、2002年に個人事業主として不動産投資を開始。2003年に弊社を設立するに至りました。以来、2020年9月30日までの19年間で、売却益を除く運用利回りで24.9%、物件純利回り5.8%という高い数値を出しています。株式の変動要素が非常に複雑なのと対象的に不動産の変動要素は、シンプルに言うと人口の増減なのです。人口が増えているエリアは商業施設も充実して不動産需要も安定して高い。そうした地区で主要駅から近く、大通りに面した100坪以上の物件など、徹底して分析・厳選しているのが弊社の強みのひとつです。
少数精鋭を貫き
何より顧客の利益を優先
少数精鋭を貫いているのも高いパフォーマンスを継続してきた理由と言えます。大きな組織の場合莫大な固定費がかかり、利益を上げざるを得ない状況にあります。弊社は社員が8人、すべて運用と管理に特化しています。お客様が新たなお客様を紹介してくださるので営業担当はいません。しかも、19年間で資金を引き上げたお客様は、亡くなった方を除いて一人もいません。残高は現在1355億円あるので、無理して利益を上げる必要もない。そうした体制をあえてつくり上げたわけです。成功すると豪華な社屋や高級車など、社会的承認欲求を満たそうとする経営者も多くいます。私はそうしたことに一切興味がなく、ひたすらピュアに運用に邁進しています。すべては、お客様の利益を何よりも優先するため。結局、そこに行き着くわけです。その揺るぎない哲学のもと、日本一の不動産投資顧問会社を目指していきます。