株式会社アクアテック

弊社は水と空調の専門企業として、給排水や空調、防災、電気設備などの設計から施工管理、アフターケアサービスまで、すべての工程を自社で行う一貫体制を整備しています。空調の設備工事であれば、商業施設やテナントビル、マンションが主な現場です。また、工場や商業施設などで利用される給水・排水設備の工事も請け負っています。主なマーケットは神奈川県になりますが、県内にある2,000社以上もの設備会社の中から、弊社の対応力や技術力を信頼して発注いただけることは、大変ありがたいことです。その期待に応え、お客様から「アクアテックに頼んで良かった」と言ってもらえたとき、この仕事のやりがいを感じます。
弊社のモットーは「親切、丁寧な対応」。高い技術を要する設備工事のクオリティーはもちろんのこと、その前後で発生する見積もり提出やメンテナンスにも誠心誠意対応します。この姿勢が評価され、現在の安定成長に結びついていると自負しています。

丁寧な対応、高い技術の提供、いずれも人の力がなければ成り立ちません。弊社は人材を貴重な財産であると位置づけ、社内教育の方針としています。新人の場合、入社から3ヶ月の間で社会人としてのマナー、建築設備の基礎である図面の読み方や作成、配管接合など、OJTを基本として知識を身に着けてもらっています。一方、工事の技術は実務の中で覚えられますが、ビジネスマインドやマネジメントスキルなど、人として、組織としての考え方を育てるには、やはり専門機関を活用した教育が必要と考えています。今年新たに開設した人事部を中心に、今後の教育計画を立てていこうと試行錯誤しているところです。働きやすい組織づくりの一環として、昨年は材料の仕入れに特化した「購買課」、品質管理に関する専門業務を担う「品質安全課」を新設。それまでは、現場に多くの業務が集中し、一人ひとりの負荷が重くなってしまうのが課題となっていました。各自の業務を明確に分担することで目の前の仕事に集中でき、皆が自分の持ち場でスペシャリストになっていけると考えての組織改編です。品質管理の部門ができたことで、工事の面でこれまで以上に細やかなチェックや指導が可能となり、安全面においてもプラスに作用していると感じています。

今年5月、JR横浜駅徒歩7分の場所に新たなオフィスを開設しました。本社機能がこちらの拠点に移り、採用面接等も実施しています。洗練された雰囲気のオフィスビルで、エントランスはまるでホテルのよう。面接を受けに来た学生さんは、皆さん良い印象を持って帰られます。業務内容や会社の雰囲気には自信があるので、まずは若い方に興味を持ってもらい「ここで働きたい」と思ってもらうことが大事だと考え、このような場所を選んでいます。
今年度は、現時点で5名ほど新卒社員が内定。グループ全体では70名を超える規模まで成長してきました。20代、30代の若手が多く、皆楽しそうに働いています。昨年、今年と新たな部署を設けられたのも、従業員が増えたことで、社内整備に充てられる余裕ができたおかげです。また、神田にあった営業所は、人員増加のためより広い日本橋のオフィスに移転。新たな部署も開設予定で、準備を進めています。組織としてのブラッシュアップを続け、さらなる成長につなげていきたいです。一方で、「無理をしない」という経営判断も重要。売上高50億を目指せるところまで来ていますが、売上を追求しすぎると他に支障をきたす可能性もあるので、慎重に考えています。ペースを崩さず、自然体でいること。どれだけ規模が大きくなっても、この経営スタイルを貫いていきたいです。