防災設備で結ぶ地域コミュニティ
震災を契機に始めた事業も展開
当社は消火栓やスプリンクラーなどの消火設備や避難器具、非常放送や病院のナースコールまで、建築物の防災・保安設備全般の設計から施工、保守・管理までトータルで請け負っています。これまで市役所庁舎や病院、福祉施設をはじめ、住宅の自動火災報知器設置など多くの建築物へ設備を提供して来ました。地域の方々の命と財産を守ることが当社の目標であり、実績として自負できる点。また地域の方との繋がりはとても強く、営業担当者には「友達を作りに行きなさい」と伝えていますし、現場でも協力会社の方と対等に本音を言い合える関係性を築いています。その他に力を入れているのが、東日本大震災を契機に始めた宅配水「クリクラ」事業。震災当時は販売していた備蓄水を被災地に送るため、ストックの供給が止まる事態になりました。被災時に水は重要なライフライン。そこで水を安定的に供給するために、各家庭でローリングストックできる宅配水「クリクラ」が効果的だと知りました。また「クリクラ」の清浄機能は高くとても安全な水です。防災設備全般とクリクラにより、地域の方の安心感を高められるよう、今後も事業を展開していきたいと考えています。
資格更新手当は年18,000円から
社員のモチベーションが向上
建築物の防災設備設置には資格取得が必須です。防災設備と言っても種類は多岐に渡り、必要な資格も消防用設備だけで「消防設備士」や「火災報知システム専門技術者」など12種類。現在社員が所持する資格は30種類以上に上り、危険物を扱う場合もあるため、入社直後から資格取得の勉強をしてもらいます。資格を取ることで知識を得て、さらに現場で設備を触ることで経験値を高めミスをなくすよう徹底しています。当社では社員が自費で資格更新をすると、ひとつの資格に対して手当を月1,500円、年間で1万8,000円を支給しており、複数の資格保持者では大きなモチベーションになっていると思います。また後輩社員がスマホで調べものをしていると、先輩が「俺に聞いた方が早いぞ」と言って教えている様子も見られますよ。しっかりと部下を育てる土壌が社内にできていると感じます。その他、全社員の健康診断の結果は私もチェックしており、数値が気になる社員には早めの受診を声掛けしています。肝臓の数値が悪い場合は「酒をやめろ」と言いますが、「社長も同じですよ」と返されることも。それくらい社員同じ目線で話せますし、仲の良さは当社の自慢の一つです。
防災啓発番組に出演する社長
新人は適性に合った配属
当社の仕事は設置したら終わりではなく点検や交換などを継続し、地域の方とは長いお付き合いになります。市の防災訓練にも協力をしており、町内会から依頼があれば無償で消火器の設置を行うことも。また私は月に一度、STV(札幌テレビ放送)の「TV seeds」(釧路・帯広・根室地域限定)と言う番組に出演して、消火器の使い方や、石油ストーブの安全なしまい方など、家庭でできる防災の方法をご紹介しています。見られる方はぜひチェックしてみてください。硬い雰囲気の会社ではありませんので、少しでも仕事に興味を持ってくれる方であればどんどん来てもらいたいです。基本的に正直であれば、性格は明るくても無口な人でも大丈夫。入社後はまず保全部で設備について学びます。設備の知識があれば営業でも工事部門でも対応できるようになります。その後は人と接する事が好きな人は営業に、手先が器用であれば工事部門など、適正に合わせて配属するようにしています。どんな職種でも多くの建物で重要な部分に携わりますから、スーパーや病院など地域の人が安全に利用している姿を見ると、達成感ややりがいを感じることができます。それが当社で働く一番のポイントです。