札幌石狩砂利協同組合
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北海道版2026(2025年4月発行)
見えない部分で社会に貢献
インフラの基盤を支える誇り

見えない部分で社会に貢献
インフラの基盤を支える誇り
札幌石狩砂利 代表理事
橋本 ミツ子 氏
はしもと みつこ
PROFILE
高等学校卒業後、広告会社に入社し広告業全般に携わる。結婚後、主婦業の傍ら和装着付けの資格を取得し講師を務める。2006年、札幌石狩砂利(協)の代表理事に就任し現在に至る。
多くの人に支えられ
夢中で駆け抜けた19年
私が代表理事に就任したのは19年前、病気で他界した夫に代わり事業を継承しました。当時は食べ盛りの3児の母として子育てに奮闘していましたから、事業のことなど全くわかりませんでした。ですが従業員には生活がありますので、絶対に迷惑はかけられない。その一心で自分を鼓舞し、なんとかここまでやってこられました。就任して右も左もわからない私を二人三脚で支えてくれた専務や、現場のスタッフ、私たちを信頼してくださったお客様、たくさんの人に助けていただいたからこそ今があります。無我夢中で駆け抜けて、ありがたいことに今は順調に業績を伸ばし、安定した経営基盤を築くことができました。
地盤強化に欠かせない砂
安心な暮らしを下支え
砂は骨材のほかにも、浄水場での濾過装置など、実に様々な用途に使われています。近年は世界中で砂不足が問題となっていますが、長い年月をかけて形成された天然資源ですので、なくなったからといってすぐに作れるものではありません。北海道内においても砂の確保が難しくなっていますが、私たちは今ある貴重な資源を大切に利活用しながら、クライアントのニーズに応えていきたいと考えています。
周辺住民の理解に感謝
地域貢献で恩返しを
社員は私が代表理事となる前から勤めている方がほとんどで、中には女性の重機オペレーターもいます。技術を身につけて、男女問わず長く働いていただける職場です。現場は3人1組のチームですが、それぞれが担当の重機を操作するので自分のペースで作業が進められます。根気強く一人でコツコツ作業するのが好きという方はこの仕事が向いているのではないかと思います。未経験の方は少しずつ練習を積み重ね、希望者には資格取得の費用を支給するので、前向きにスキルアップしていただけます。
当組合を支えてくれている社員の生活を守り、周辺地域の皆様にも配慮する。そのバランスを心がけ、暮らしやすいまちづくりに貢献していきます。
▼採取した砂を処理し骨材を製造する。
札幌石狩砂利
- 所在地
- 〒061-3220
北海道石狩市志美293-2 - 電話番号
- 0133-62-5556
- 設立
- 1997(平成9)年3月
- 従業員数
- 19名
- 売上高
- 8億3,936万円(2024年3月期)